記事タイトル 故人の御霊を霊璽へ移す、慰霊祭

「通夜祭」が終わると、続いて「遷霊祭」が行われます。これは、故人の御霊を遺体から霊璽に遷し留めるための儀式となります。「御霊遷し」とも呼ばれています。「霊璽」とは、仏式での位牌にあたるもので、白木の「みしるし」に故人の姓名と、享年などを書き入れたものです。「遷霊祭」の流れとしては、斎主が拝礼(一拝)し、それにならって参列者が拝礼します。その後、「遷霊の儀」が厳かに執り行われます。これは、暗い中で行われますので、部屋の明かりが消されます。暗がりの中、斎主が、棺の前に置かれた霊璽の正面を棺の方に向けて、遺体の顔にかざし、故人の御霊が霊璽に移るようにという意味の「遷霊詞」をとなえます。これが終わると、御霊の移った霊璽を「仮霊舎」に納めます。最近では簡略化され、「仮霊舎」を設けず、霊璽を棺の前に安置して行うことも多いようです。これより故人は神となり、仏式における戒名のような名で呼ばれるようになります。神式では、生前の名前に、男性なら「命」という敬称をつけて、女性なら「刀自命」または「姫命」という敬称をつけて呼ばれます。これは、故人が神になったための敬称となります。これらの儀式の間、参列者は静かに見守ります。終わると、部屋の明かりが点けられます。斎主、喪主、遺族、親族、参列者一同、は仮霊舎の前に着席し、斎主が拝礼(一拝)し、それにならって参列者も拝礼します。祭員が献饌を行い、斎主が遷霊祭詞を奏上いたします。参列者一同は頭をたれて静かに拝聴します。 続いて、「玉串奉奠」を行います。玉串奉奠は、喪主、遺族、親族、参列者の順に行います。順番が回ってきたら、前に進み、神職に一礼して、玉串を受け取ります。葉先を左にして受け取り、茎が自分の方に来るように持ち替えます。これを右回りに回転させ、葉先を手前にして置きます。二礼二拍手一礼をし、遺族と斎主に一礼して下がります。このとき二拍手は音をたてないようにします。喪主または遺族がお礼の挨拶を行い終わりとなります。この後、「通夜ぶるまい」が行われます。

葬儀のピックアップ

  • 葬儀のピックアップ

    故人に別れを告げる葬儀・告別式

    故人に別れを告げる葬儀・告別式

    通夜の翌日の日中に、「お葬式(葬儀、告別式)」を行います。ひとくくりに「お葬式」と言いますが、「葬儀」は、故人の死を悼み、弔う儀式のことをいい、「告別式」は、故人に最後のお別れをする儀式のことをいいます。これらは一緒に行うこともありますし、別々に行うこともあります。地域や風習などによって違う場合があります。

    続きを読む

    葬儀のピックアップ
  • 葬儀のピックアップ

    カトリックによる感謝の典礼

    カトリックによる感謝の典礼

    カトリックの「葬儀」は、キリストによって故人を神にゆだね、キリストの再臨と死者の復活を願って祈ります。「葬儀のミサ」では、「言葉の典礼」と「感謝の典礼」とを行います。「感謝の典礼」では、遺族が祭壇にパンとぶどう酒を捧げ、信徒が祭壇の前にでて司祭(神父)から聖体(パン)を受け取る、「聖体拝領」を行うのです。

    続きを読む

    葬儀のピックアップ
  • 葬儀のピックアップ

    故人の御霊を霊璽へ移す、慰霊祭

    故人の御霊を霊璽へ移す、慰霊祭

    「通夜祭」が終わると、続いて「遷霊祭」が行われます。これは、故人の御霊を遺体から霊璽に遷し留めるための儀式となります。「御霊遷し」とも呼ばれています。夜間に行われ、部屋の明かりが消された、うす暗い中で、「遷霊の儀」が厳かに執り行われます。これが済むと、故人は神となります。この後、「通夜ぶるまい」が行われます。

    続きを読む

    葬儀のピックアップ
  • 葬儀のピックアップ

    儀礼にとらわれず自由な形でお見送り

    儀礼にとらわれず自由な形でお見送り

    日本人は無宗教の人が多く、最近ますます増えている傾向にあります。そんな方のためにあるのが、「無宗教葬儀」です。「自由葬儀」「プロデュース葬儀」などとも呼ばれています。これは、特定の宗教や宗派にとらわれない葬儀のことです。葬儀社によって「音楽葬」や「お別れ会」「偲ぶ会」など、様々なプランが用意されているようです。

    続きを読む

    葬儀のピックアップ